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基礎解説 第4回 AIGIS Cyber Lab

バックアップがあるのに復旧できない?サイバー攻撃に備える復旧確認の基本

バックアップを取得しているだけでは、サイバー攻撃の後に業務を再開できるとは限りません。復旧に必要なデータが残っているか、復元できるか、復元後に安全に利用できるかを、平時に確認しておく必要があります。

バックアップがあっても復旧できない理由

  • 攻撃者がバックアップまで削除・暗号化している
  • 復旧に必要な設定や認証情報が記録されていない
  • 古いデータしかなく、業務を再開できない
  • 復元はできても、侵害された環境へ戻してしまう

確認したい5つのポイント

  1. 何を復旧するか決める:業務システム、文書、設定、ログ、連絡先などを分けて整理します。
  2. バックアップを分離する:本番環境の認証情報だけで全てのバックアップを操作できない状態を検討します。
  3. 復元手順を文書化する:担当者、順序、必要なアカウント、判断基準を記録します。
  4. 実際に復元する:ファイルが存在することではなく、使える状態まで戻せることを確認します。
  5. 復旧後の安全確認を決める:アカウント、端末、ネットワーク、設定、ログを確認してから業務を再開します。

医療関連事業者で考えたいこと

医療機関や医療機器メーカーでは、システム停止だけでなく、検査、予約、保守、品質記録、設計資料など周辺業務への影響も考える必要があります。自社だけでなく、委託先や保守会社が保有するデータと復旧手順も確認対象になります。

AIGISの考え方

重要なのは「バックアップがある」と言えることではなく、どの業務を、誰が、どの順序で、どの証跡を残して復旧するかを説明できることです。復旧テストの結果と残った課題を記録し、システム変更やインシデント後の再確認につなげます。

参考資料

医療機器のセキュリティー、まずは現在地を知ることから

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